ビル耐震補強の工法・費用を徹底比較|失敗しない選び方と京都の補助金も解説

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ビル耐震補強の工法・費用を徹底比較|失敗しない選び方と京都の補助金も解説
耐震・補強工事|費用・工法比較

ビル耐震補強の工法・費用を徹底比較|失敗しない選び方と京都の補助金も解説

株式会社SRTコーポレーション 一級建築士・修繕技術チーム監修

1996年設立。京都市山科区を拠点に、ビル・マンションの大規模修繕から新築・賃貸管理まで一貫提供しています。一級建築士・一級建築施工管理技士が在籍し、自社施工による中間マージンなしの適正価格を実現。ドローン・赤外線による足場なし診断で、最短即日の劣化状況の見える化に対応しています。修繕積立金の不足対策から補助金申請代行まで、管理組合・ビルオーナーを徹底サポートします。

「耐震補強が必要だとは分かっているが、いったいいくらかかるのか見当もつかない」「工法がいくつかあると聞いたが、どれが自分のビルに合っているのか判断できない」――こうした悩みをお持ちのビルオーナー・管理組合の方は、決して少なくありません。ビル 耐震補強 工法 費用 比較というキーワードで検索してこの記事に辿り着かれた方の多くが、同じ不安を抱えていらっしゃることと思います。

耐震補強は、一度実施すれば建物の安全性を大きく高め、テナント・居住者の命を守るだけでなく、資産価値の維持・向上にも直結する重要な工事です。しかしその反面、外壁塗装や屋上防水などの一般的な修繕工事と比べて工法の種類が多く、費用の幅も大きいため、「業者に言われるままに契約してしまった」「後から高すぎると気づいた」というトラブルも後を絶ちません。

本記事では、業界歴30年以上・数千棟の診断・施工実績を持つ一級建築士の視点から、耐震補強の主な工法と費用相場、工法ごとの比較、失敗しない業者の選び方、そして京都市・京都府を中心とした補助金情報まで、透明性を持って解説します。「費用の内訳が分からない」「業者選びが不安」という方こそ、ぜひ最後までお読みください。まず正しい知識を持つことが、適切な判断への第一歩です。

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ビル耐震補強の工法・費用相場と内訳

耐震補強工事の費用は、建物の規模・構造・現在の耐震性能・選択する工法によって大きく異なります。一概に「〇〇万円です」と断言できるものではありませんが、目安として知っておくことで、業者から提示される見積書の妥当性を判断する基準になります。

主な耐震補強工法と費用の目安

耐震補強の工法は大きく「外付け補強」「内付け補強」「免震・制震への改修」の3系統に分かれます。それぞれの工法によって費用帯も工期も大きく変わるため、まずは建物の現状診断(耐震診断)を行い、どの工法が適切かを専門家が判断することが前提となります。

たとえば、RC造(鉄筋コンクリート造)の5階建てビル(延床面積約1,500㎡)を例に挙げると、補強の規模や工法によっておおよそ以下のような費用感になります。ただし、あくまでも目安であり、実際の建物の状態・劣化状況・補強計画の内容によって大きく変動します。

工法の種類 概要 費用目安(延床1,500㎡のRC造5階建ての場合) 工期の目安 特徴・注意点
鉄骨ブレース補強(外付け) 建物の外側に鉄骨製のブレース(筋かい)を取り付けて耐震性を高める工法 1,500万〜4,000万円程度(一例) 3〜6ヶ月程度 テナント・居住者への影響が少ない。外観が変わるため景観条件の確認が必要。補助金対象になりやすい
耐震壁増設(内付け) 建物内部に新たなRC壁や鉄骨耐震壁を増設する工法 1,200万〜3,500万円程度(一例) 2〜5ヶ月程度 内部工事のため居住・業務への影響が大きい場合がある。開口部(窓・出入口)の変更が伴うことも
柱巻き立て補強 既存の柱を鉄骨や繊維シート(炭素繊維等)で巻いて靭性(粘り強さ)を高める工法 800万〜2,500万円程度(一例) 1〜3ヶ月程度 部分的な補強に適する。建物全体の耐震性を上げるには他工法との併用が必要な場合が多い
制震ダンパー設置 建物内に振動を吸収するダンパー装置を設置し、地震エネルギーを低減する 2,000万〜6,000万円程度(一例) 3〜8ヶ月程度 揺れを抑制する効果が高く、居住性も向上。初期費用は高めだが、長期的な建物へのダメージ軽減に貢献
免震構造への改修 建物と地盤の間に免震装置(積層ゴム等)を挿入し、地震動を建物に伝えにくくする 5,000万〜1億5,000万円以上(一例) 6ヶ月〜1年以上 最も高い耐震効果を発揮するが、費用・工期とも大きい。超高層ビルや特殊用途建物に多い
あくまで目安です。建物の状態・規模・構造・補強の必要箇所数により実際の費用は大きく変動します。正確な費用は耐震診断(Is値の確認等)を経た上で算出されます。

費用の内訳を知っておくことが大切な理由

耐震補強工事の費用は、大きく「①設計費(耐震診断・補強設計)」「②材料費」「③工事費(施工費)」「④足場代・仮設費」「⑤諸経費(管理費・保険等)」の5つに分解されます。一般的には、材料費が全体の20〜35%、工事費(労務費含む)が35〜50%、足場・仮設費が10〜20%、設計・諸経費が10〜15%という内訳が目安です。

見積書を受け取ったとき、「一式〇〇万円」とだけ記載されている場合は注意が必要です。内訳が明示されていなければ、なぜその金額なのかを確認する術がありません。実際に当社(SRTコーポレーション)が相見積もりを精査した案件では、「諸経費」という名目で実際の費用の30%以上が上乗せされているケースや、数量(㎡・本数)の算出根拠が不明なまま高額になっているケースを複数確認しています。

⚠ 安すぎる見積もりの危険サイン
  • 内訳が「一式」のみで詳細な数量・単価の記載がない
  • 耐震診断(Is値の算定)なしに補強計画が提示されている
  • 設計費・確認申請費用が含まれていない(耐震補強は建築確認が必要な場合がある)
  • 使用する材料の製品名・グレードが不明確
  • 施工実績・資格保有者の情報を開示しない業者

耐震補強工事は、外壁塗装などの修繕工事と異なり、構造計算を伴う高度な専門工事です。安価すぎる見積もりは、必要な補強が行われなかった、あるいは施工品質に問題があったというリスクを伴います。費用の妥当性を判断するためにも、複数社から詳細な内訳付きの見積もりを取得し、専門家によるセカンドオピニオンを活用することを強くお勧めします。

耐震補強が必要な時期・判断基準

「うちのビルは耐震補強が必要なのか」――この判断に迷うオーナー・管理組合は非常に多いです。一般的な修繕工事(外壁・屋上等)であれば「12年周期」という目安がありますが、耐震補強はそれとは異なるロジックで判断する必要があります。

旧耐震基準か新耐震基準かが最初の分岐点

日本の建築基準法では、1981年(昭和56年)6月1日に耐震基準が大幅に改正されました。この改正以前の基準で設計・建設された建物を「旧耐震基準」、以降を「新耐震基準」と呼びます。旧耐震基準の建物は、現在の耐震基準を満たしていない可能性が高く、耐震診断・耐震補強が強く推奨されます。

特に京都市内には、昭和40〜50年代に建設された集合住宅・事務所ビルが数多く現存しています。京都市は全国的に見ても木造住宅の耐震改修に積極的な行政施策を持つ自治体ですが、RC造・S造のビルについても、旧耐震基準の建物には早急な対応が求められます。

Is値(構造耐震指標)が判断の核心

耐震診断では、建物の「Is値(構造耐震指標)」が算出されます。Is値が0.6未満の建物は「地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が高い」と判定されます。Is値0.3未満の場合はさらに危険性が高いとされ、早急な補強対応が必要です。

実際に当社が診断した京都市内の事務所ビル(昭和52年竣工・RC造・4階建て)では、Is値が0.28という結果が出たケースがあります。オーナー様は「古いビルだとは思っていたが、まさかこれほど危険な状態とは」と驚かれていました。耐震診断は外観だけでは分からない建物の「隠れた脆弱性」を数値で可視化する重要な作業です。

✔ 耐震補強を早期に検討すべき建物のチェックリスト
  • 1981年5月31日以前に建築確認を受けた建物(旧耐震基準)
  • 過去に耐震診断を受けておらず、Is値が不明
  • 外壁のひび割れ(クラック)が複数箇所に見られる
  • 柱・梁の付け根部分にひび割れや剥離が生じている
  • 建物が傾いている、または床・壁に不均一な沈下の跡がある
  • 過去に大きな地震(震度5以上)を経験したことがある
  • 増築・改修工事を繰り返しており、構造的な整合性に不安がある

新耐震基準の建物でも油断は禁物

「うちは1982年以降に建てたから大丈夫」と考えているオーナーも少なくありませんが、新耐震基準の建物でも耐震性に差があります。2000年(平成12年)にさらなる耐震基準の強化が行われており、1981〜2000年の間に建てられた建物については、詳細な構造計算書の確認が推奨されます。また、経年劣化によってコンクリートの中性化(鉄筋の腐食)が進行している場合、設計上の耐震性能が失われているケースも実際に確認されています。

耐震補強の判断は「築年数」だけではなく「現在の建物の状態」で行うべきです。

失敗しない業者選びの7つのポイント

耐震補強工事は、発注先の業者を誤ると「高額な費用を支払ったにもかかわらず十分な補強効果が得られなかった」「施工後に欠陥が発覚した」という深刻なトラブルに発展します。以下の7つのポイントを必ず確認してください。

① 耐震診断・補強設計の資格・実績を確認する

耐震補強は、耐震診断から補強設計・施工・完了検査まで一連のプロセスを経る専門工事です。耐震診断を行える技術者は「耐震診断資格者」として認定を受けている必要があります。また、補強設計は一級建築士が担当していなければなりません。「耐震補強もできます」と言うだけで、実際に有資格者が在籍していない業者も存在します。担当する技術者の資格証のコピーを提示してもらうことを躊躇わないでください。

② 自社施工か下請けかを確認する

ビル修繕・耐震補強の業界では、元請け業者が下請け業者に工事を丸投げするケースが一般的です。この場合、元請け業者が中間マージンとして費用の15〜25%程度を上乗せすることが多く、発注者はその分だけ割高な費用を負担することになります。一方、自社施工体制を持つ業者(SRTコーポレーションのように)は中間マージンが発生せず、適正価格での提案が可能です。「施工は自社で行いますか、それとも協力会社に依頼しますか」と直接確認しましょう。

③ 見積書の数量根拠を必ず確認する

見積書には「ブレース補強 一式 〇〇万円」と記載されるケースがありますが、これでは金額の根拠が分かりません。適切な見積書には「ブレース材 〇本 × 単価〇〇円」のように数量・単価が明記されているはずです。数量の算出根拠が提示できない業者には注意が必要です。当社では必ず数量根拠を明示した詳細見積書を提出しています。

④ 確認申請・完了検査への対応を確認する

耐震補強工事(特に構造体に影響を与えるもの)は、建築確認申請が必要な場合があります。確認申請を行わずに施工すると、違反建築物となるリスクがあります。「確認申請は含まれていますか」と必ず確認してください。申請費用が別途必要な場合はその旨の明示を求めることが重要です。

⑤ 瑕疵保険・工事保証の有無を確認する

施工後に欠陥(瑕疵)が発覚した場合の保証制度として「住宅瑕疵担保保険(非住宅の場合は任意保険等)」への加入有無を確認してください。保証期間・対象範囲も合わせて確認し、書面での提示を求めることをお勧めします。

⑥ 施工事例・第三者機関の評価を確認する

過去の耐震補強工事の施工事例を写真・資料付きで提示できる業者は信頼度が高いです。また、行政機関からの指定を受けている業者(例:京都市の耐震改修相談窓口に登録された業者等)かどうかも判断材料になります。

⑦ 相見積もりを取り、セカンドオピニオンを活用する

耐震補強工事のような高額・専門性の高い工事こそ、複数社から見積もりを取得することが重要です。「相見積もりを取りたい」と伝えることを遠慮する必要はまったくありません。さらに、取得した見積書の妥当性を第三者の専門家に評価してもらう「セカンドオピニオン」サービスも有効です。SRTコーポレーションでは他社見積もりの精査・セカンドオピニオンも無料で承っています。

⚠ 絶対にやってはいけないこと
  • 耐震診断なしに補強工事を発注すること(何をどこに補強すべきかが分からない)
  • 「補助金が使えるから安くなる」という甘言だけで業者を決めること
  • 「急がないと補助金の予算が尽きる」というプレッシャーで即決すること
  • 口頭での説明のみで書面(見積書・設計図・工程表)なしに契約すること
  • 有資格者の存在を確認しないまま専門工事を任せること

2025年版 使える補助金・助成金

耐震補強工事は高額になることが多いですが、国・自治体のさまざまな補助制度を活用することで、実質的な負担を大きく軽減できます。特に京都市・京都府は耐震改修を支援する補助制度が充実しており、うまく組み合わせることで補助金の効果を最大化できます。

補助金・助成金の内容は年度・予算状況により変更される場合があります。最新情報・申請要件はご相談時に必ず確認してください。

国の主な補助制度

国土交通省を中心に、ビル・マンションの耐震補強に関連する補助制度がいくつか設けられています。代表的なものとして、「社会資本整備総合交付金」や「防災・安全交付金」による耐震改修促進事業があり、地方自治体を通じた補助金の原資となっています。また、中小企業が所有するビルについては、中小企業庁の補助事業(事業再構築補助金等の枠組みの中で建物改修が認められるケースも)の活用を検討できる場合があります。

京都市・京都府の耐震関連補助制度

京都市では「京都市耐震改修促進計画」に基づき、木造住宅に加えてRC造・S造の非木造建築物の耐震改修に対する補助制度を設けています。特定建築物(不特定多数が利用する建築物・一定規模以上のビル等)については、耐震診断費用・補強設計費用・改修工事費用のそれぞれについて補助を受けられる可能性があります。

また、省エネ改修(断熱・設備更新等)と耐震補強を組み合わせた「複合改修」に対する補助制度も近年充実してきており、1回の工事で複数の補助を受けられるケースも増えています。

補助制度の種類 主な対象 補助の上限額目安 主な対象工事 窓口
京都市耐震改修補助(非木造) 特定建築物・要緊急安全確認大規模建築物等 工事費の23〜1/3程度(上限は建物種別・面積で変動) 耐震補強工事・補強設計費 京都市都市計画局
耐震診断補助(京都市) 旧耐震基準の分譲マンション・事務所ビル等 診断費用の2/3程度(数十万円上限の場合が多い) 耐震診断(Is値算定) 京都市都市計画局
省エネ改修補助(国・京都府) 一定規模以上の業務用建築物 対象工事費の1/3〜1/2程度 断熱改修・高効率設備導入等 経済産業省・京都府
バリアフリー改修補助 不特定多数が利用するビル・マンション 工事費の一部(上限は数十万〜数百万円) エレベーター設置・段差解消・手すり設置等 京都市・国土交通省
マンション管理計画認定制度関連補助 認定基準を満たす分譲マンション管理組合 制度により異なる 長期修繕計画策定・大規模修繕工事等 京都市住宅室
✔ SRTは補助金申請サポートも一括対応

補助金の申請手続きは、制度の調査・申請書類の準備・行政との折衝など、専門知識がないと非常に手間のかかる作業です。SRTコーポレーションでは、耐震補強工事の計画段階から補助金の活用シミュレーション・申請書類の作成・申請代行まで一括でサポートしています。「どの補助金が使えるか分からない」という段階のご相談からお気軽にどうぞ。無料診断・お問い合わせはこちら

施工後に建物と暮らしはどう変わるか

耐震補強工事は「安全のためにコストをかける」という義務的なイメージを持たれがちです。しかし実際には、適切な耐震補強と付帯工事を組み合わせることで、建物の資産価値を大きく向上させ、テナント誘致・賃料改定・売却価格アップにつなげることができます。「コスト」ではなく「投資」として捉え直すことが、賢明なビルオーナーの視点です。

耐震性能の向上が資産価値に直結する時代

近年、不動産の売買・賃貸市場において「耐震性能」は重要な評価項目となっています。テナント企業(特に上場企業・金融機関等)では、オフィスの耐震基準を入居条件として設定しているケースが増えており、旧耐震基準の建物は優良テナントを獲得しにくい状況になっています。耐震補強を実施してIs値を適切な水準に引き上げることで、こうした優良テナント層への訴求力が格段に上がります。

実際に、京都市内の商業ビル(昭和55年竣工・RC造・6階建て)で耐震補強工事を実施したオーナー様のケースでは、工事完了後に空室だった2フロアに新規テナントが入居し、年間賃料収入が約18%増加したという事例があります。(建物の状況・市場環境により異なります)

外観・共用部のリニューアルとの同時施工で費用を圧縮

耐震補強工事では、外壁を一部解体・補修したり、内部の壁を撤去・新設したりする作業が伴います。この機会に外壁塗装・外観デザインの刷新・エントランスのリニューアルを同時に行うことで、別々に施工するよりも足場代・仮設費を節約でき、総工費を10〜20%程度削減できるケースがあります。

省エネ・スマート化との組み合わせで賃料アップ

耐震補強と同時に取り組みやすいバリューアップ施策として、以下のような工事が挙げられます。

  • LED照明への全面切り替え:共用部・駐車場・廊下等のLED化で電気代を年間30〜50%削減。テナント・居住者の満足度向上にも貢献します。
  • エントランス・共用部の改修:フロアタイルの貼り替え・内装材の刷新・インターホンの更新などで、建物の第一印象を大きく改善できます。マンションであれば管理組合の修繕積立金を活用できる場合があります。
  • スマートロック・宅配ボックスの導入:テレワーク増加により宅配需要が高まる中、宅配ボックスの設置は入居者の利便性を高め、空室解消・退去抑止に直接効果があります。スマートロックは防犯性と入退室管理の利便性を同時に高めます。
  • EV充電設備の設置:電気自動車の普及を見据えた充電設備の設置は、特に駐車場付きのビル・マンションにおいて差別化ポイントになり始めています。

これらのバリューアップ工事は、耐震補強と同時施工することで工事効率が上がるだけでなく、居住者・テナントへの影響期間も最小化できます。

SRTコーポレーションでは、耐震補強工事と大規模修繕・バリューアップ工事の複合プランをご提案しています。それぞれを個別に発注するよりもトータルコストを抑えながら、建物の安全性・資産価値・居住性を同時に向上させる計画を、一級建築士が責任を持って設計します。

よくあるご不安・ご質問

SRTコーポレーションへのご相談前によく寄せられる疑問をまとめました。

Q. 相見積もりを複数社に依頼したいのですが、業者に嫌な顔をされたり、対応が悪くなったりしませんか?正直に「他社にも見積もりをお願いしている」と言っていいものでしょうか?
A. 相見積もりは、発注者の正当な権利です。複数社に見積もりを依頼することを「申し訳ない」と思う必要は一切ありません。信頼できる業者であれば、相見積もりを依頼されても嫌な顔をするどころか、「ぜひ比較してください」と歓迎するはずです。むしろ、相見積もりを極端に嫌がったり、「今すぐ決めてほしい」とプレッシャーをかけてくる業者は、価格の不透明さを隠したいという理由がある可能性があります。当社では他社との比較を大歓迎しており、他社見積もりの内容についても無料でご説明・精査いたします。
Q. 耐震補強工事の期間中、テナントや居住者への影響はどのくらいありますか?工事中も営業・生活を続けることはできますか?騒音や振動、駐車場の使用制限なども気になります。
A. 工法によって影響の程度は大きく異なります。外付けブレース補強のように建物の外側に補強材を取り付ける工法は、室内への影響が比較的少なく、テナント営業・居住を継続しながら施工できるケースが多いです。一方、内部に耐震壁を増設する工法は、該当する室・フロアの一時的な使用制限が発生することがあります。騒音・振動については、削孔(穿孔)作業や溶接作業が発生するため、工事期間中は一定の音・振動が避けられませんが、工程計画の工夫(作業時間帯の設定、防音シートの使用等)により影響を最小化します。工事開始前に居住者・テナントへの丁寧な説明と事前通知を行うことも、当社では必ず実施しています。
Q. 修繕積立金が不足していて耐震補強の費用を捻出できない場合、どんな対策がありますか?融資や補助金だけでは足りない場合の選択肢を教えてください。
A. 修繕積立金の不足は多くの管理組合・オーナー様が抱える深刻な課題です。対策としては主に以下の方法があります。①補助金・助成金の最大限の活用(前述の通り、耐震診断から工事費まで複数の補助を組み合わせることで、自己負担を大幅に圧縮できます)。②民間金融機関の修繕ローン・マンション改修ローンの活用(管理組合向けの低利融資もあります)。③積立金の段階的増額計画の策定(長期修繕計画の見直しにより、次回以降の修繕に向けた積立ペースを適正化する)。④工事の優先順位付けによる段階施工(一度に全補強を行うのではなく、緊急性の高い部分から段階的に施工するプランニング)。SRTコーポレーションでは、これらの選択肢を踏まえた上で、お客様の財務状況に合った最適な計画をご提案します。
Q. 耐震診断はいつ受ければよいですか?また、診断の費用はどのくらいかかりますか?診断を受けた後、必ず補強工事をしなければならないのでしょうか?
A. 耐震診断は「旧耐震基準(1981年5月31日以前の確認申請)の建物」や「Is値が不明な建物」については、できる限り早期に受診することをお勧めします。費用は建物の規模・構造によって異なりますが、RC造のビル(延床1,000〜2,000㎡程度)で50万〜200万円程度が目安です(京都市の補助を活用すれば自己負担を軽減できます)。また、「診断を受けたら必ず補強工事をしなければならない」ということはありません。診断結果(Is値)に応じて、補強の必要性・緊急性・優先順位を専門家と相談した上で、工事の実施・内容・時期を決定していただけます。まず診断を受けて現状を正確に把握することが、最初の重要なステップです。
Q. 京都市内の古い町家風のビルや、外観の意匠に制限がある歴史的景観エリアの建物でも、耐震補強は可能ですか?外観を大きく変えずに補強できる工法はありますか?
A. 京都市は景観条例・歴史的建造物の保全規制が全国でも特に厳しいエリアです。外観への影響を最小化しながら耐震性を高める工法として、①炭素繊維シートによる柱・梁の巻き立て補強(外観への影響が少ない)、②建物内部のみで完結する耐震壁増設・ダンパー設置、③景観的に目立ちにくい位置への外付けブレース設置(デザイン検討を伴う)、などの選択肢があります。景観エリアでの工事計画は、事前に京都市の景観担当部署との協議が必要です。当社は京都エリアでの施工実績が豊富であり、景観制限への対応・行政協議についても経験を持っています。外観を変えずに耐震性を向上させたいというご要望は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

本記事では、ビル 耐震補強 工法 費用 比較というテーマのもと、耐震補強の主な工法と費用相場・内訳、判断基準、業者選びのポイント、補助金情報、そして施工後のバリューアップについて解説しました。最後に、この記事の要点を3点で整理します。

  • 工法と費用は建物次第で大きく変わる:耐震補強には鉄骨ブレース・耐震壁増設・柱巻き立て・制震ダンパー・免震改修など複数の工法があり、費用も数百万〜億円超まで幅があります。「自分のビルにはどの工法が適切か」は、まず耐震診断(Is値の把握)から判断するのが原則です。費用の内訳(材料費・工事費・仮設費・設計費の割合)を透明に開示してもらえる業者を選ぶことが重要です。
  • 補助金を最大限に活用して自己負担を圧縮できる:京都市・京都府には耐震診断費用から補強工事費まで複数の補助制度があります。省エネ改修・バリアフリー改修と組み合わせることで、補助を重ねて活用できるケースもあります。申請手続きに不安がある場合は、補助金申請代行サービスを持つ業者に一括依頼することで手間を大幅に削減できます。
  • 耐震補強は「コスト」でなく「資産への投資」:耐震性能の向上はテナント誘致力・売却価格・居住者満足度に直結します。外壁塗装・共用部リニューアル・省エネ改修と組み合わせることで、工費を節約しながら建物の総合的な価値を高めることができます。

「うちのビルは本当に大丈夫か」という漠然とした不安は、まず建物を診てもらうことで解消できます。耐震診断の結果次第では、「今すぐ大規模な補強は不要」という結論になることもあります。まずは一度、建物を診せてください。SRTコーポレーションの一級建築士が、費用・工法・補助金の活用可能性まで含めて、正直にご説明します。

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